今後の3Dプリンターの動向についての考察

Post date: May 8, 2014 5:34:02 AM

今の3Dプリンターにおける状況と、PCにおける約20年前のWindows98が出た頃のDos/v機と呼ばれたマシンが出始めた頃の状況は酷似していると思います。

あの頃は急速にPCが家庭にも普及し始めた頃で、OSも不安定で安定して使うにはどうしたら良いかを試行錯誤したものです。

そして一部PCマニアと呼ばれる方々は自作機が安かったからPCの自作を行い、頑張ってクロックアップやらプログラム組んだりとかが流行っていました。

今は完全にPCが家庭に浸透し、一家に1台はある状態となりました。

当然、ハイエンド機のコンピューターは引き続き会社のサーバーやらSNSのサーバーで使用されています。

ただ、今となっても約20年前もしくはそれ以前からPCを弄んでいた人たちはPCの基本原理を理解しているのでOSの選択肢が広がったり、ちょっとしたトラブルも自分で解決できるようになっています。

立ち返って今の3Dプリンターの環境ですが、100万台またはそれ以下のローエンド機はプリントミスが多く起こり、何故プリントミスが起こっているかを試行錯誤しながら3Dプリンターをお持ちの皆様は使っているかと思います。

しかし、PCの状況と1点異なる点があります。それは特許が絡んでいるということです。

それも近々光硬化型樹脂を使う3Dプリンターの特許が切れるので問題もなくなるでしょう。

今後の3Dプリンターは前述のPCの経緯を踏襲するとするのであれば自作3Dプリンター、そしてそのパーツが普及することでしょう。

また、3Dプリンター本体を作るメーカーも雨後の筍のように次々と現れ、そして消えていくことでしょう。

その後、最終的に20年後には低価格で安定した様々な用途の3Dプリンターが家庭内で使われると想定しています。

ハイエンド機の3Dプリンターは製造業の花形となり、金型を使った製造を行う業者を脅かすことでしょう。

ただ、その時になっても、今から3Dプリンターを弄んでいる人たちは3Dプリンターの基本原理を理解しているので3Dプリンターで出来ることが広がったり、ちょっとしたトラブルも自分で解決できるようになると思われます。

20年後の将来からは3Dプリンターを使うだけの人間に対しては3Dプリンターの基礎から苦しんだ現在のユーザでは大きな

アドバンテージが出てくることは容易に想定できます。

もしかしたら3Dプリンターのデータを作るPCのプログラム側と3Dプリンターの基本原理が分かっていれば、

3Dプリンター関連で普通に食べていけるぐらいの収入が確保できるぐらいの力が付いているかもしれません。

少なくとも3D今後の3Dプリンターでの市場は拡大していくことが予測されますので今から多くの情報を勝ち取ることは決して無駄ではないはずです。